ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

黙る

夜に家の前の坂道に
にゃんこ先生が座ってられた。
お姿をお見掛けするのは
久々だった。
この暑さのせいか
少しばてていらっしゃるように見える。
こんばんは、お久しぶりです、にゃんこ先生、って言って
お元気ですか、少しお痩せになったのでは、等々
話しかけてみるものの
いつものようなあの独特な声での
「にゃあああ」
というお返事はなくて
ただただ黙ってじっと座ってられた。
おそらく
そうしていたい気分の夜であられるのだろう。
そんなこんなで
七月も終わりだ。