ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

撤収


そろそろ
きさら堂さんの
閉店時刻が
近づいてきたので
撤収を始める。
きさら堂の
旦那さんや奥さんと
引っ越し業者の話をしたり
好きな音楽の話をしたり。
あれやこれやとしている内に
展示の片づけが終わる。
しんとした店内。
改めて
きさら堂さんには
色々なお客さんが来られる。
人と一緒にきて
ゆっくり話をしたりとか
過ごし方は人それぞれ。
素敵な音楽や空間や
食事や飲物や、
満喫に仕方は人それぞれ。
僕が特にやっぱりいいなあと思うのは
一人でやってきて
食事をしたり、珈琲を飲んだりして
その後本を読んだり、ぼんやりとしたり
一人の時間を満喫している人の
佇まいというのにすごく惹かれる。
展示させて頂いていた期間は
その壁に飾らせて頂いていて
例えその人の視界に文章が
入らないとしても
隣には飾ってあってって
そういう感じがすごく嬉しい。
いや、もちろん見てもらってなんぼやと思うし
例えばひとりの時間を満喫するのに
ほんの少しでも文章が関わることができたら
そんなに素敵なことはないのやけれども
まあ自分でも何が言いたいのかよくわからなくなってきたし
とりあえず又、来年も出来たらいいなあって
そんな風に思いながら
紳士Cのラジオは撤収。