ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

66年

おそらく大学生の頃以来だと思うが、
鴨川沿いで始発が動き出すのを待った。
結構、人がいるものだなあと思った。
寝転がっていたら、風が涼しくて、心地よかった。
夜明け前になると、鴨達が活動を始めて、
ばしゃばしゃと何か忙しそうにしていた。
その様子を見ながら、8月15日で終戦記念日だなあと思う。
家に帰って、寝て、昼前頃に目が覚めた。
「ここの所、夕方頃になると目がごろごろとする」問題を
解消する為に、眼科に行って、コンタクトを新調した。
目がごろごろ状態については、コンタクトの交換時期を
はるかに過ぎているので当たり前だ、と言われた。
視力はかなり落ちているのではないかと思ったが、
検査してもらうと、前回から変わってないみたいだった。
それから喫茶店に行って、大学のバイト時代の後輩のなかのから、
最近、誕生日を向かえ、三十路に突入したけど、
三十台を迎えるにあたっての心構えを教えて下さい、
というメールが来ていたので、
三十台は人によっては油がのってくるということもあるみたいやから、
もしその場合は火気厳禁やよ、みたいな返事をしてやろうと思って、
メールを打っている最中にすごい眠気に襲われて、居眠りをした。
夜ごはんに肉を食おうとあだち君と約束をしていて、
あだち君が予約をしてくれた店で肉を食った。
肉は大抵美味いけど、殊更、美味い肉やったので、
美味い美味いと言いながら肉を食った。
こんな風に友達とうまい、うまいと言いながら肉を食えるのって、
幸せなことだと思った。
帰りに自転車に乗りながら、終戦記念日なのだなあと思い返した。
「あの時代を生きてきた人達の生活があって、
今の自分達の生活がある。」
先日のアーカイヴ定吉・1950を観てくれたむらおかさんがくれた感想。
1945年8月15日に玉音放送が流れて、
それから66年後の今日なのであった。