ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

杞憂

先方の応接間で
打ち合わせをしていて
先方が
「少し、失礼します」
と席を立たれて、
しばらく帰ってこなくて、
「あ、おれ、なんか変な事
 言ったかも。」
等と考えていて、
それでも、なかなか戻って来ず、
そこは先方の応接室で
しーんとしていて
動く気配のないドアノブを見ていると、
「あ、おれ、とじこめられたかも。」
なんて考えてしまって、
すこし息がつまる感じがしたから
窓から外を見ていたら
前に立つマンションのベランダに
布団が干してあり、
その布団が雑な干され方をされていて
「あの布団、風が吹いたら落下するんじゃないか」
とドキドキした。