ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

釈然


ここの所
これまでとは
違う道を通って
自転車に乗って
目的地まで
向かうことが多いので
曲がる所を間違える
事が多い。
まあだからと言って
目的地へと
辿り着けなくなる
訳ではないので
全然かまわないのだが
思っていたのとは
違う所に出るというのは
なんかちょっと
あれ、っという気分になって
若干、釈然としない気分になる事もある。
だから釈然とする為に
ここで曲がるんだという
目印を見つけておく。
そうすれば
間違えることはないはずなのだが
それでも今日本来曲がるべき角を
通り過ぎてしまったのは
その見つけていた目印を
見落としたからに他ならない。
目印というのは
見落としてしまったら
目印でもなんでもないんだっていう
至極当然な事に気づいて
ぼんやりとした釈然さを感じる秋の夜。