ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

夜、歩く

夜、歩く。
風はまだすこし冷たい。
寝過ごしてしまい
降りた駅に
戻りの電車が即座にやって来る。
果たしてこれを幸運ととらえるべきか。
ベッドの横に
読みかけた漫画を置いていて
その帯には、甘い悪夢、と書いてある。
ここの所、
部屋の電気を点けっぱなしで
眠ることが多々ある。