『海辺のカフカ』
僕が求めているのは、僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。外からの力をはねつけるための壁がほしいわけでもない。僕がほしいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです。不公平さや不運や悲しみや誤解や無理解―そういうものごとに静かに耐えていくための強さです
職場に花を頂いた。
その花束の中に
まりものようなものがあり、
職場の方がそれを手で触れて
「やさスイートな感覚や!」
と言っていたので、
僕もあとから
そのまりものようなものに触れて
やさスイートな感覚を堪能しました。
ピルクルな時期です。
年に何度かあるのだけど
無性にピルクルが
飲みたくなる時期なのです。
飲み終えると
もおしばらくはいいやな、
とか思うのですが
翌日になると
またピルクルが飲みたくなる、
そんな日が何日か続くのです。
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』
何も起こらず、何も動かず、何も変らないのに、それでもやはりうつろいゆくものはあって、動かないものとうつろいゆくもののあいだで、無力な人たちは、しばしば迷って言葉を失う。そこに、口笛が聞こえてくる。