ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

百年の散歩

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恵文社さんで
多和田葉子さんの
朗読とトークを観に行く。
タイトルは
時の継ぎ目を飛び越えて
記憶の溝に踏み込んで。
僕の隣の席は
小さい女の子を膝に乗せた
お母さん。
多和田さんの話が始まって
終わるまで静かにじっとしてた。
終わってから
お母さんに頭を撫ぜられてた。
いい子だなあ。
多和田さんは京都に来る度、
烏丸通という通り名を見ると、
からすまるとおり、と言いたくなるけど
読みはからすまとおりだから
いつも最後の、る、を飲み込まなくちゃ
ならなくて
喉が、る、でいっぱいになると
仰ってました。
素敵な方でした。

 

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コンビニでアイスを買い
鴨川へ行き、ベンチに腰掛け食べる。
暑い、夏だなあ。
自転車で鴨川の北の方へ
行ってみる。
自転車を漕いでると
肩になにかぶつかる。
見ると、蝉がとまっている。
木だと思ったかな。
よじよじと上ってくる。
木ではないよと
指でつっついたら
どこかに飛んでいった。

言語

夕方、突如激しく雨が降る。
お酒を飲みに行く。
スパークリング
ビール
ワイン
スパークリング
ジンバック
自分にしては結構がっつり飲んだ。
料理も美味しかったし。
通訳の勉強をしている方が
教えてくれたこと。
「多言語を学んでいると
母国語では言い得ないような
感情を示す言葉に出会うことがある。」
なるほどなあ。

 

台風

台風がやってきて
風や雨が強かった。
帰り道、歩いていると
台風の為、
閉めている店が多かった。
一時、雨が強風で
霧のようになっていた。
差していた傘が
強風でひっくりかえってしまう。
一緒に歩いてた職場の後輩が
それを見て漫画みたいですね、
と言った。

スワンボート

エスさんの詩の講座。
函館で娘が乗って喜んだという
スワンボートの話をしていて
でも料金が30分 2,500円は
少し高いですよねえ、
と言ったら
エスさんが
それは乗り物と考えるから
高いと思うんであって
スワンボートを生き物と考えれば
そう高くはないんじゃないか、
と言った。
なるほど、
いやなるほどじゃない。
スワンボートは乗り物だ。