ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

百年の散歩

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恵文社さんで
多和田葉子さんの
朗読とトークを観に行く。
タイトルは
時の継ぎ目を飛び越えて
記憶の溝に踏み込んで。
僕の隣の席は
小さい女の子を膝に乗せた
お母さん。
多和田さんの話が始まって
終わるまで静かにじっとしてた。
終わってから
お母さんに頭を撫ぜられてた。
いい子だなあ。
多和田さんは京都に来る度、
烏丸通という通り名を見ると、
からすまるとおり、と言いたくなるけど
読みはからすまとおりだから
いつも最後の、る、を飲み込まなくちゃ
ならなくて
喉が、る、でいっぱいになると
仰ってました。
素敵な方でした。