ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

視線


昨日の夜の
激しい雨は
朝、起きたら
収まっているだろう
と思っていたけど
そんな事はなく
降り続いていた。
昼前頃には
雨も止んで
街に出たのだが
通りすがりのかも川は
勢いも水の色も
いつもとまるで
異なっていた。
遅いめの昼食をとる為、
入った店の中庭から
何やら視線を感じると思い
見てみると
屋根の上から猫が
こちらをじっと見ている。
なんか
こちらだけで
シーフードスパゲティーとか
食べてすまんねえ
と思わせる視線だ。
家に帰るともう夕方で
アパートの屋上で
楽器を吹いている
音が聞こえる。
聞いたことがある
メロディーだなあと
その音に耳を澄ましている内に
居眠りをしてしまっていた。