ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

一つの机


本棚から
菅原克己さんの
詩集を出してきて
ペラペラと
ページをめくる。
一つの机という詩があって
その詩に出てくる
部屋に置かれた
一つの大きな机で
菅原さんがものを書いたり
奥さんがとうもろこしをむいたり
友達が来てお酒を飲んだりしている。
そういう詩を
僕は台所に置かれた
ひとつの机の上で読んでいる。
眠たい。
今日も夕方の空が
綺麗だったそうだ。