ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

帰りに哲学の道を通って
そしたら、結構人がいて、
その人達は蛍を見に来ていて、
僕も自転車を停めて橋の上から
蛍を見た。
蛍はいつも光っているわけではなくて
光って、消えてって、
呼吸をするみたく灯っていた。
見ていると
一匹の蛍がふわっと
川から離れていって
上にある木の枝を通り過ぎて
近くの家の庭に入っていった。
川の水面には光る蛍が映っていて
随分とたくさん蛍がいるように見える。
その内にさっき蛍が入っていった
家の庭から蛍が一匹出てきて、
上にある木の枝を通り
川へと戻っていった。