ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

朝日

朝、目を覚まして
屋上に行った。
そして朝日が山際から
顔を出すのを待った。
近所のアパートの屋上でも
朝日が出てくるのを待っている
二人連れがいて
寒いからおしくらまんじゅうをしていた。
二匹の犬を連れて散歩している人もいた。
一匹の犬が用を足している内に
それを待っていたもう一匹の犬を用を足していた。
1月1日の朝というのは
おそらくいつもよりもひっそりとしていて
アパートの屋上から
そんな街の様子を見ていた。
しばらくすると
山際から朝日が出てきた。
一気にまぶしく、あたたかくなった。
いい天気になりそうな空だった。
朝日を浴びていると、
近所の家の窓ががらっと開いて
そこの住民が写真を撮りだした。
おはようございますと挨拶を交わす。