ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

67年

叔母の家に行き、
猫のアリスと初対面。
アリスのくりっとした目は
光の加減でエメラルドグリーンに
輝いてみえた。
アリスは産まれて3ヶ月ほどらしく、
まだ体は小さい。
叔母に家の近くで保護されて
そのまま飼われることとなった。
かなり人に対して敏感になっていて、
初対面の僕が部屋に入ると、
毛を逆立てて、警戒を示していた。
叔母に対しても、なかなか気を許さなかったらしい。
でも最近は少し慣れてきて、
叔母に甘えたりもしているそうだ。
きっと叔母の家は
アリスにとって安心できる場となるのだ。
僕も徐々にアリスと馴染んでいければよいなあ。
帰りの駅で電車を待っていて、
夕暮れの空は綺麗であった。
1945年8月15日に玉音放送が流れて、
それから67年後の今日なのであった。