ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

水風船

上司の家に泊まりに行った。
晩ごはんは「鳥貴族」に行こうかという
話だったのだが、僕達はその日の昼に、
定食で鶏ロースを食べており、
鳥はなんかもういやだなあということになり、
結局、駅の近くのスーパーで刺身とか買って、
上司の家で手巻き寿司をすることになった。
準備が出来て、ビールを飲み、サッカーの試合をテレビで見ながら、
手巻き寿司がはじまった。
2個くらい食べた所で上司から
「1個あたりに入れる米の量が多すぎるぞ。
それじゃ手巻き寿司じゃなくておにぎりだ。」と指摘を受けた。
なるほど、その通りで僕は4個くらい食べた所ですでに、
お腹がいっぱいになっていて、
そんなことでは用意した具が残ることになり、
それらは上司がビールを飲みながらちびちびと食べていた。
サッカーの試合が終って、ボクシングの試合がテレビでしていて、
僕はそれを寝転んで観戦していたら、
いつのまにやら居眠りをしていて目覚めたら、
最終ラウンドくらいで、僕は多分、
居眠りしていたことは上司は気付いてないだろうと思って、
あたかもずっと試合を観ていたかのように
「面白い試合ですよねえ」と言ったら、
「なんや、起きたんか。」と上司に言われた。
僕が風呂から出たら、上司と飼われている猫が寝転んでいて、
どちらともなんだか心地良さそうで、
猫はすこしぽっちゃりとしているから、
寝転んだ時の形がまるで水風船みたいだなあと僕は思った。