ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

ご褒美

職場の倉庫の整理をした。
上司と二人でした。
いくつか倉庫があって、
その内のひとつを返却する事になったのだ。
その倉庫は通称“汚い方の倉庫”と呼ばれていて
別に他の倉庫が綺麗というわけではないのだが、
そちらの倉庫が汚いから、そこに比べるとということで、
そういう位置づけになっている。
汚い方の倉庫は、黴臭いし、ゴキブリの死体がわんさか出てくるし、
おまけに空調がなくてすごく暑くて、
なかなかに整理するのがきつかった。
うちの職場は結構歴史があるので、色々と古いものが出てくる。
資料だとか、写真だとか、書籍だとか、
そういうのが出てくる度に、上司と「これ何ですかね」と相談して、
でも、二人ともものぐさなので、
まあ、よくわからんし捨てようか、ということになるのだけど、
もしかするとすごく大事なものかもしれないので、
いやいや、ちょっと待って、ちょっと待ってとなって、
そんなんもあって倉庫の整理はなかなかに難航した。
今日いちにちをほとんどその作業に費やして、
一段落つけて、ジュースでも飲んで一服しようかということになり、
僕が先にアイスコーヒーを買って飲んでいたら、
じゃあ、俺はこれにしようと上司が少し値段が高い
微糖の珈琲を買った。
そして、これは自分へのご褒美や、とか言ってて、
そんなんを聞くとなんか僕もそれにすりゃよかったと思った。