ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

啓翁桜

僕が水やり当番を務めることとなった
職場の桜は啓翁桜という種類であるらしい。
もう花も咲ききったようだったのだが、
所々で実が膨らみはじめていて、
なんでもこの啓翁桜という種は
さくらんぼができるだとかそんな噂もちらほらだったから、
そのまま花瓶に入れて様子を見ていた。
まあ、やっぱりさくらんぼができるという所まではいかないけど、
今日また啓翁桜の花が咲いた。
ああ、もう咲ききったと思っていたのになあ。
油断していた僕はここの所、水やりの職務を全うしていなくて、
水もどろどろになっていることだろうから、
かえておこうとしたら、中にはわりと綺麗な水が入っていた。
誰かがかえてくれていたのやろうか。