ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

『ひそりと、あなたにあう日』の稽古100717


まずは告知から。
『ひそりと、あなたにあう日』
日  時:2010年8月1日(日)18時開演(17時半開場)
場  所:西陣ファクトリーGarden
料  金:1500円(前売・当日とも)
お問合せ:kaerunohi◎mail.goo.ne.jp(※◎は@に変更して下さい)




『ひそりと、あなたにあう日』は京都を中心に活躍されている舞台女優の豊島由香さんの企画です。豊島さんの朗読と色々な分野の表現の方とで、約ひと月ごとに上演、全三回行われます。その第1回目が画家の楠堂葵さんの絵と僕の文章との公演になるというわけです。
なぜ今回このような組合わせで公演をすることになったのかは豊島さんがこちらでまとめて下さっているので、興味のある方はご覧下さい。



そいで、今日は山鉾巡行でこれでもか!ってくらいの夏空で、芸センでのお稽古でした。とよしまさんがウォームアップで声を出されているのを、役者さんてすごい声出るなあ、と芸センのグランドでテニスをしてはるのを窓から眺めながら聞いていました。


今日は稽古場に当日音響をして下さる予定のしんむらさんが来て下さいました。しんむらさんはとよしまさんの「かえるくん」の公演の時にも音響をされていたみたいで、とよしまさんが凄く信頼を寄せてられる方です。


とよしまさんが今日、わらび餅を差し入れに持ってきて下さっていて、とよしまさんとしんむらさんと3人で頂いたのですが、いざ食べてみると、とよしまさんが
「まあ、どうしよう、わらびもちがぬるい、わらびもちは涼を味わう食べ物やのに、こんなにぬるいなんて、どうしましょう、すいません。」
と慌てふためきました。
でも、しんむらさんは
「わらびもちが必ず冷たいとは限りませんよ、こういうのもなかなか美味しいですよ」
とわらび餅を食べられていて、僕はしんむらさんは紳士的だなあと思いました。


今日はここまで出来ている流れを通してやってみました。あ、そうだ、僕は今回文章担当やけど、少しだけ出演させてもらうのです。それで通しを観て頂いたしんむらさんがおっしゃって下さった感想に対して、とよしまさんが
「まあ、それはすごくうれしい褒め言葉なことですよ」
ととても喜ばれていて、でも僕はなんというか知識がないというか、理解力に乏しいので、しんむらさんがおっしゃって下さったことを把握しきれなくて、稽古が終ってからとよしまさんに、あの時、しんむらさんがおっしゃってくださったあれってどういう意味ですか、と尋ねたら、とよしまさんは
「うーん、あれねえ、どういう意味やろうねえ」
と言いました。

僕は思うのですが、とよしまさんは役者さんとしての存在感とかはもちろんなのですが、こういった人間性みたいなのもまた、たくさんの人を惹きつける魅力のひとつなのであろうなあと思いました。
※今日の日記のとよしまさんの話し言葉については若干フィクションです。