ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

『ひそりと、あなたに会う日』の稽古100712 

祇園祭の鉾のひきぞめであり、鉾が動いているのが見えた。祭り囃子が聞こえてくる。職場の方と交わす「この時期は仕事にならへんねえ」という会話。去年もしたし、おそらく来年もするだろうなあ。


仕事をあがってから芸センでのとよしまさんの稽古へ。自分の書いた文章をとよしまさんが声にして下さるのを初めて聞いた。かなり前に書いた文章もあり、「ああ、自分はこんなことを書いていたんだなあ」という感じがあった。なつかしいというのではなくて、意外だなあ、というか覚えてないなあと思った部分もあった。


とよしまさんはかなり素直な方であるようで、とよしまさんの中でこれは読みにくいなあと感じられているところと読んでいて楽しいと感じてくださっている部分の違いが見ていてすごくはっきりとしている。読みにくいと感じている部分の読みにくさを一足飛びにいかないところがとよしまさんのすごい所なのではないかと思う。


正直者の会のたなかさんが稽古の時、ビデオにとってそれを基に駄目だしをされるという話が興味深かった。ビデオでとるとニュアンスが欠けてしまい、なかなかビデオ確認というのはつらいものがあるのだけど、たなかさんはビデオを観て、その映像をもとに実際行われている表現ではこのような部分が欠けているのだということを把握されるらしい。


とよしまさんが話しをされていて、ああ、自分はこういう部分は乙女チックになってしまうんよねえ、と仰っていたのだけど、その時のお話の内容からは乙女チック度というのは、僕は1ミリも感じ取ることができなかった。

あと、とよしまさんの『自分はあんまり関係ないけど、とりあえず吠えておいた時の犬の鳴き声のものまね』がすごく面白かった。


今日は母の誕生日であり、命日でもある日。今日の天気は曇りのち晴れのち雨、だった。