ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

奇妙な形態のぼんやりとした混合物

七夕。お天気は曇り時々雨。
そういえば、この間、貴船神社に行った時、七夕用の笹に短冊が掛けてあり、その中のひとつが「結婚 至急、至急、結婚」みたいな内容が書いてあって、そのインパクトはみんなの注目を集めていた。


僕の担当していた蚕がお亡くなりになってしまった。やっぱ病気やったみたいで、これまでに亡くなった蚕と同じ症状。悲しい気分になった。職場の方が気を使って、声を掛けたりしてくれた。


通勤途中に前を歩いていた学生さんが突然奇妙な動きを始めた。おお、なんのパフォーマンスなのだろうか、と思えば、頭の付近を虫が飛んでいて、それを追い払おうとする動きであるようだった。物事には原因というものがあるのだなあと思った。


職場の方が男子校出身であるということを話されていて、なんかその方の言動や行動が男子校出身であるという事実に裏付けされているという事が妙に説得力を持っていたので、僕は思わず「おお」と感嘆の声をあげてしまった。


『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』

冷気の中での短かい眠りが僕の体からあらゆるぬくもりを奪いとり、僕の頭に奇妙な形態のぼんやりとした混合物のようなものを注ぎ込んでいた。それはまるで他人の体であり他人の頭であるように感じられた。何もかもが重く、そして漠然としていた。