ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

街が怪盗を育てる。


『十字路のあるところ』
街が魅力にみちているから怪盗が現れる。俺も今年でいくつになったのか、指折り数えるのもイヤだが、ここまで生き永らえてきたのは街が美しかったからだ。街が怪盗を育てる。笑いごとじゃない。これは真実だ。


雨降り。近所のパン屋さんにパンを買いに行く。
小さい頃からあるパン屋。2Fが買ったパンを食べることのできるスペースになっている。僕が小さいころ2Fはなかったよなあと思い、いつからでしたっけ、と聞いてみる。
「今ごろ気付いたん?結構前からやで。」と言われる。
いや、でも僕が小さかった頃って2Fなかったですよね、と言ったら
「ああ、すごい小さかったもんなあ、地面しか見えてへんかったんやなあ」と言われた。
なんにせよ、近所においしいパン屋さんがあるのはすごく幸せだ。


サッカーのブラジルVSオランダを観戦していたら、主審が日本人のにしむらさんという方やった。すごい緊張感の中、試合をジャッジしていくなんてすごいと思う。
審判はすごくしんどいのに、ノーミスが当たり前、みたいな目で見られるからなかなかきついポジションだなあ。にしむらさん、がんばって下さい。


『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』
他人から教えられたことはそこで終ってしまうが、自分の手で学びとったものは君の身につく。そして君を助ける。目を開き、耳を澄まし、頭を働かせ、街の提示するものの意味を読み取るんだよ。心があるのなら、心があるうちにそれを働かせなさい。私が君に教えることができるのはそれくらいしかない。