『気になる部分』
自分のようなもともとネガティブな人間が無理やりポジティブになろうとすれば、何の足しにもならないばかりか、無理がたたって健康を害し、早死するのがオチである。自分にとって最も心地よいことをすれば脳内物質が出るというのなら、むしろ自分は思い切りいじけたり、くよくよしたり、ひがんだりするほうがいいのだ。
《ノート100602》
来た所、行く所・結果
夜・夢・街並・足音
歩いていく・手綱・散歩
臥せの状態・あくび
問いかけ・質問・答え
遠くを見る
御所に行ったら
ベンチで本を読む人の隣で
昼寝をしている猫がいた。
この猫の寝顔たるや
これでもかって程
心地良さそうなので、
思わず足を止めて
見入ってしまいました。
心地よさ見物。
ずっと気にはなっていたけど
行ってへんかった
エイト珈琲へ。
いい感じです。
昔ながらの喫茶店って感じ。
すごく落ち着いて過ごせました。
営業中の看板がとても
味があるのです。
『海辺のカフカ』
でもそこには少なくとも生身の人の生活がある。流し台の中に積みあげられた皿、空のペットボトル、読みかけの雑誌、既に盛りを過ぎた鉢植えのチューリップ、冷蔵庫にテープでとめられた買い物のメモ、椅子の背中にかけられたストッキング、テーブルの上に広げられた新聞のテレビの番組欄、灰皿とヴァージニア・スリムの細長い箱、何本かの吸殻。そんな光景が僕の気持ちを不思議にほっとさせる。