ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

食堂かたつむり

小川糸  ポプラ文庫

たとえば
何かがなくなってしまったら
そのことをきちんと悲しみ
何か満ち足りたと感じたら
そのことをきちんと喜ぶ
なんてことは
わりと素敵なことなのではないか
と思いました。

お妾さんが
春のひだまりみたいなやさしい声で
「ご馳走さまでした。
たいへんおいしゅうございましたよ。
どうもありがとう」
と言う場面がよいと思いました。

エルメスの件については、
うーん、なんだかなあ
と僕は感じてしまいました。