楠堂さんの 描いた へんげちょうという 絵の前にいた。 蛹から蝶が 今まさに出てこよう としていて 蝶の体は白い、 光っているようにも見える、 その光は 初めて世界に触れて 放たれるような、 そんな光だ。 楠堂さんの絵は 観ていると 静かで その静けさで …
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