ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

光と影

照明が消えると ざわついていた会場が 静かになり、 高まっていく緊張感の中、 ステージに永積さんが現れて ギターを手に取り 前奏を奏ではじめる、 光と影だ、 客席から歓声がもれる、 永積さんをスポットの 光が照らして、 その影がうつしだされる、 そん…

ポイント

夜中に雨が降ってきた。 豊島さんの携帯が 水没したらしい。 気の毒だと思う。 この間、新しいのに変えたって 言ってたばかりなのに。 水没は恐ろしい。 ミスタードーナツで 店員さんにポイントの 有効期限がもう少しですが どうしますか?と尋ねられた。 今…

クッキー

妹がクッキーを 持ってきた。 なんでも人にあげるのに作ったから、 試食をしてほしいと言う。 どれ、ひとつとつまんでみる。 普通にちゃんとした クッキーやなあ、と思って、 「大丈夫なんちゃうかなあ」と言う。 妹は今度は茶色いやつを 食べてみてほしいと…

紙芝居

朝から、アトリエみのむしさんへ。 紙芝居を観に行ったのだ。 「だんまるさんの紙芝居!!」 だんまるさんは世界紙芝居選手権で グランプリを獲得された方であるそう。 色々な表現の仕方があるのだなあ。 だんまるさんは 観ている大人も子供も巻き込んで 会…

かわたれ

きさら堂さんで珈琲を飲む。 帰りに、以前、店内に流れていて よいですね、と話をしていた 音楽をCDROMに にいれて下さっていて それを渡して頂いた。 うれしかった。 帰りに歩いていた通りに かわたれ、という喫茶店があった。 ここもまた、ゆっくりできる …

自転車

寝坊した。 いや、寝坊だとは思いたくない。 だって早く起きていたのだ。 それで、ああ、すこしだけ まだ眠いなあと思って、 それで、少しだけ目を閉じてたら、 寝てしまっていたのだ。 目を覚まして、 時計を見て驚いて何度か見直した。 すごく理不尽な気が…

ビールを飲む、2日続けて。 いい気分になる。 帰って、寝転んでいたら、 寝てしまっていて、 明け方に目を覚まし、 風呂に入る。 湯船に浸かっていると なぜだかエスさんの詩の 一節が頭に浮かんだ。 「私達は誰も彼も もう永くはないのかも知れない だから…

ねずみ花火

雨降り。 ビールを飲んだ。 コップに二杯程飲んだ。 それで頭がふわふわとなる。 安上がりだなあ。 向田邦子さんのエッセーを読んでる。 今日読んだ一編からの書き抜き。 「思い出というのはねずみ花火のようなもので、いったん火をつけると、不意に足許で小…

天手古舞

本を読んでいたら 天手古舞 という言葉が 出てきた。 てんてこまい、 漢字で書くと新鮮だ。 それからこんな短歌も 紹介されていた。「明日ありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」むむむ、たしかにねえ。 明日あるからいいか、 と色々延ばし延ばし…

頸動脈

帰りの電車の中で 「モー将軍」を読む。 モー将軍が草を食む時の 優雅な顎のこなしについて 想像する。 首筋に一本優れた幹のような 頸動脈があらわになって 咀嚼するたびに それを見ている人は皆 地球がまわっていることの 確かな手応えを実感するという。 …

仇野の露

烏丸ストロークロック 「仇野の露」の観劇の為 舞鶴へ。 かなり雪が積もっていた。 仇野の露は短編集で 3組の男女の話。 上演時間は90分程なのだが ほんとにあっと言う間に 過ぎていった。 3つのエピソードは それぞれ別のものであるけど、 ひとつひとつが全…

WHITE FILM

雪が積もった。 滑って転ばぬよう 気をつけて、通りを歩く。 詩人 豊原エスさんの展示 WHITE FILMを観に行く。 静かな空間に並ぶ言葉 エスさんの声を伴って 聞こえてくるような気分になる。 WHITE FILMという詩集も作られて その装丁はミノさんがされている…

里の駅

里の駅に行った。 そこで、大根と葱を買った。 それからお惣菜弁当を食べる。 窓の外は吹雪いており、 お弁当についてくる あたたかい味噌汁が身に沁む。 ご老人の団体がいらっしゃって、 そのうちの一人が 「私は山に置いていってもらっても かまわないわ。…

理由

宮部みゆきさんの 「理由」を読んでいる。 とある事件が起こり、 それが発生するに至った理由が 関わりのある人々の証言により 明らかにされていく。 登場人物の一人が 家族とか近しいと思っていた 人間の事でも意外と知らない といった事を話していた。 確…

中華料理

未来というのは 決して確かに語り得ない そのようなものなのでは なかろうか。 だからこそ どんな風にでも 語りえるものなのであって そこにはおそらく 希望の芽のようなものも 存在するのだ、 といったお話を聞いた後、 中華料理を食べる。 エビチリや小籠…

ロバ

相方がロバの置物を プレゼントしてくれた。 なぜロバの置物か、というと 醸し出す雰囲気が 僕と共通点があったかららしい。 シロクマの置物もあり、 それも候補にあがったけど、 シロクマはしゅっとしてたから ロバになったようだ。 共通点ってなんだ、と思…

理由

雨降り。 宮部みゆきさんの 「理由」という本を 読み始めた。 宮部さんの作品を 読むのは初めてだ。 まだ序章しか読んではいないけど、 どんどんとひきこまれていきそう。 楽しみだ。 まだまだ全然寒いのだけれど 春が近付いてきてるんじゃないか と感じる。…

晴れ姿

夜にバスで京都に帰ってきて、 友人の晴れ姿を見に行く。 辿り着いたのが遅くて、 残念ながら 少ししか見れなかったけど、 その晴れ姿は 美しく、また、 幸福そうであったのでした。 なによりです。 わずかな時間であっても 見ることができてよかった。 僕は…

夜行バス

夜行バスに乗った。 しばらく走っていると、 バスは消灯となり、 周りの人達も寝静まっていく。 夜中に走るバスの中で 起きている。 不思議な感覚である。 どこに行くのかなんて わかっているのに、 よくわからなくなる。 暗い道を走っているのだ。 そんな風…

ルナクレリカン

本を読んでいたら、 その中でスナフキンについて 触れられていた。 なんでもスナフキンという名前は トーベヤンソンさんの 原作には存在しないらしく、 英訳からの転用であるらしい。 ちなみに、フランス語訳での スナフキンはルナクレリカン。 ルナクレリカ…

健気 

タイ料理の店に行った。 その従業員の一人が タイからの留学生で 少し覚束ない感じの日本語で 一生懸命に注文を聞く姿が とても健気であった。 隣のテーブルで彼がオーダーをとっている時とか 頑張れ、と心の中で叫んでいた。 彼の健気さはどこからくるもの…

「声を張らせようとした時、 その質がとがってしまう傾向がある、 特にイやエの音の時に。 それは喉をとじてしまっているからで、 喉周りの筋肉をさぼらせてしまっているからだ。」 という指摘を受けた。 なるほどなあ、と思う。 たしかにたしかに。 なかな…

三色ペン

雨降り。 三色ペンを買う。 何年か前から三色ペンを持っている。 二色だとすこし物足りない気がして、 四色だと手に余るような気がして、 三色なのだ。たぶん。きっと。 前に人と話していた時、 書き心地がよいペンの話を その人がとても心地よさそうに語っ…

散髪

散髪へ行く。 どこに行くか決めておらず、 そういえば月曜日で 散髪屋さんは休みの所が多い。 たまたま歩いていた 商店街の中にある散髪屋に入った。 小さなお店で一人でされていて、 僕が入った時には、おばあさんがカットを してもらっていた。 少し待って…

となりの世界 

京都シネマで「エンディングノート」 という映画を観ました。 泣きました。 これは泣いてしまうよなあ。 それから京阪電車に乗って 大阪にある日音色さんという カフェでされている ひつじ舎さんとwassaさんによる 「となりの世界Ⅱ」という展示を観にいきま…

伝える 

ハナレズの稽古。 この日は 「恋愛を扱った作品に触れて、 それについて発表をする」 という事をしました。 僕は先日観た「トニー滝谷」 について発表したのですが、 なかなかうまくはいきませんでした。 伝えることの主題を つきみきれていなかったことが原…

太巻き

節分だ。 前日くらいまで 折角のあれだから この日には太巻きを食べようか、 だなんて考えてはいたのだけれど、 すっかりと忘れてしまっていて、 うどんと蛸の天ぷらを食べて すごく満足した気分になっていた。 家に帰って、風呂に入って、寝て、 夜中に目が…

寒波

日本列島を寒波が覆う。 さむいさむい一日。 仕事で外出をしたら ちょうど外にいる時に ピンポイントで雪が凄く降った。 職場に戻った頃には すっかり止んでいた。 寒波が原因というわけでもなかろうが なんとなく気もそぞろな一日であった。 バランスをとら…

モー将軍

詩人 田口犬男さんの モー将軍という詩が とても好きです。 初めて読んだのは、 おそらく7年位前。 そこからずっと大きな存在である モー将軍。 この日、モー将軍というのは モー/将軍であるのだということを 今更ながら気付かされたわけです。 つまり、モ…