ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

頷き

大阪へ出掛けた。
かなり歩き回った。
昼食に入ったうどん屋さんが
とても美味しくて、
幸せな気分になった。
淀屋橋から京阪で帰ってきた。
行きも帰りも電車の中では
ほとんど寝ていた。
出町柳に着き、
無性にビールが飲みたくなったので、
お好み焼き屋さんへ行き、
お好み焼きとビールを頼んだ。
お好み焼き屋さんのテレビでは
ドラマの「家政婦は見た」シリーズがやってて、
この家政婦役は確か、
市原悦子さんがしていたと思うのだけれど、
今は米倉涼子さんになっているみたいだった。
時代は変わっていくものなのだなあと思った。
それとも、又、別物のシリーズなのだろうか。
お好み焼き屋さんで
辻征夫さんの「ゴーシュの肖像」という本を
読んでいた。
そこに出てきていた一文、
『もちろん、数少ないお客様に、
単純極まりない芸をお見せするのである。』
というのに、
ビールの小でほろ酔い気分の僕は
深く頷きたい気分になった。