ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

からくり

5月になった。初夏だ。
夜、ざるそばを食べた。
つゆに入れたわさびが固まっていて
鼻につんときた。
そういえば、以前友人が
やはりわさびを入れすぎてつんときたらしく
ものすごい涙目のまま
この感じがたまらなくいいんだ、
と言っていた。
なんだか変な感じだった。
ざるそばがやって来るまで
読んでいた星野さんの本から下記抜粋。
“人生はからくりに満ちている。
日々の暮らしの中で、無数の人々とすれ違いながら、
私たちは出会うことがない。
その根源的な悲しみは、言いかえれば、
人と人が出会う限りない不思議さに通じている。”