ひそひそまつり

日々のことをひそひそと。

日差し

いいお天気だった。
春が来たのだなあという感じ。
日中、電車に乗っていた。
僕の隣にはおじいさんとおばあさんが座っている。
ぽかぽかとしていて眠くなってしまう。
電車に乗ってきた子供がぐずっている
母親は静かにするように
子供をあやしている。
子供はぐずりながら
もお歩けないと言った。
そしたら
僕の隣に座るおばあさんが
「もお歩けない」と
真似をして言った。
春の日差しが窓から入ってくる。
首のあたりがあたたかい、
というか、少しあつい。