バナナの皮

11月も終わりだ。
読んでいた本の中で
その著者が引用していた文章を
僕もここで引用をしておこうと思う。
引用の引用だ。
そして繰り返しになるが11月も終わりだ。

『人生には、ときには暗く寒い夜の底を歩き続けなければならないこともある。しかし、暗ければ暗いほど、寒ければ寒いほど、その足元にバナナの皮が落ちていたときの喜劇的効果は大きい。あるいはこうもいえる。どんなに暗く寒い夜にも、バナナの皮が闖入する余地はある。黒一色で塗りつぶせる夜などない。私たち一人ひとりの心の中には、そして人の世には、バナナの皮のようなたわいもないものを楽しむことのできるゆとりが常にどこかにある。あるいは、そんなゆとりを常に求めている。』

バナナの皮ですべったことって
意外とないなあと思う。
すごくベタな状況として語られるが故に
皆バナナの皮が落ちていたら
警戒するからなのではないか。
あ、バナナの皮だ、踏むとすべってしまうやつだって。
だから、実際にバナナの皮で滑った時って
うわあ、やっちゃったよ、っていう恥ずかしさとともに、
ほんとにあるんだ、っていう
なんちゅうか少しばかりの気分の高揚もあるんじゃないかと思う。

最後になりましたが、
11月も終わりなのですね。