上機嫌

仕事が終ってから、
飲みに行った。
ご一緒させて頂いた方が
自分の故郷である東北地方の
「上機嫌」というお酒を薦められていて、
なんだか終わりの方にはほとんど皆
「上機嫌」を飲んでいた。
それは確かに美味しいお酒であった。
皆と別れてから、僕は地下鉄に乗って帰ったのだが、
すっかり眠ってしまって、
降りるべき駅を過ごしてしまい、
真っ暗な電車の中、駅員さんに肩を叩かれて
終着駅で目を覚ました。
もお終電も行ってしまっていたようなので
仕方がなくタクシーで帰ることにした。
乗ったタクシーの運転手さんは
「地下鉄は乗客数が少なくて赤字なんだ、
それは税金で賄うんだ」
となぜかご立腹だったのだが、
僕はわりと上機嫌であった。